床矯正

アレルギー対応の装置

あけましておめでとうございます。

 

大河内です。

今年もよろしくお願いいたします。

 

さて、

 

昨年末に久しぶりにアレルギー対応のチタンクラスプを見ました。

皆さん、使ったことってありますか?

 

アレルギー対応での床矯正装置というものはありますが、めったに出ることはありません。

 

アレルギーと言っても、使用している床装置の床のレジンに対するものなのか、スクリューやクラスプなどのステンレス合金のどの成分にアレルギー反応を示すのかは皮膚科で検査してもらわないことには判断できませんが、その診断もなかなか難しいようですよね。

 

そして、アレルギー対応の床装置を使う場合でも小児で食べ物や薬剤でアレルギーを起こしやすいので金属のアレルギーなども怖いから対応しているものでやってもらいたいと予防的に保護者が希望される場合が多いのです。

 

予防的にというのならば、このアレルギー対応の装置を保護者も使ってもらいたいと思うでしょうし、こちらもオススメしたくなりますよね。

 

私もアレルギー対応の装置を使ったことがなかったときは

「なんで積極的に使わないんだろう」と不思議でした。

 

その理由が使ってみて初めてわかりました。

 

それは、「維持をとる調整がむちゃくちゃ難しい」ことです。

 

スクリューと唇側線とクラスプがチタン合金になっているので確かにアレルギー対応にはなっているのですが、チタン合金が硬く、曲げにくいので微妙な調整がステンレス合金ほどうまくいかないのです。セット時に床のレジンがぴったりとした状態ならばまだ良いのですが、床に維持が足りない時にクラスプで維持を取りたい時にはなかなか難しくなってきます。

また、サンドスプリングも太めのチタン合金のワイヤーなので、こちらも微調整が難しいのです。一番効かせたいスプリングが調整しにくいって、とってもツラいものです。これは術者の経験でもカバーすることがなかなか難しい場合もあります。

 

なので、「アレルギー対応の床装置がある」ということは頭に入れておきますが、予防的にこれを用いることはあまりお勧めいたしません。そのアレルギーの原因がはっきりと断定されてから使うことをお勧めいたしますし、調整に不安があるようでしたら他の矯正装置や矯正法をすすめた場合が良いかもしれませんね。

 

 

■書籍■

 

GPのための床矯正治療を成功させる床装置と設計

デンタルダイヤモンド社 大河内淑子著

https://www.shien.co.jp/act/d.do?id=9810

 

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