こんにちは
大河内です。
「前歯にC Rボタンをつけてエラスティックゴムで近心に牽引する」という処置を床矯正装置の拡大後に行うことがあります。
「その時のエラスティックゴムはどこのメーカーのものを使っていますか?」と聞かれることがあります。
両側に牽引する場合はパワーチェーンですが、唇側線とC Rボタンで片側に寄せる場合はエラスティックゴムを使います。特に指定するわけではありませんが、オームコのzoopackというものを使っています。
https://www.kavo.co.jp/product/ormcoproduct/power-product/zubackerastic
このzoopackシリーズのDミディアムヘビーのシリーズです。
シマリス・ウサギ・キツネ・ペンギン・モンキーまで揃えています。特にシマリス、ウサギとキツネの頻度が高いです。ロバ・ラマ・キリンは使わないので買っていません。
だいたい、2〜3倍くらいの大きさで伸びる距離のゴムを選んで患者さんに1袋渡して毎日交換していただきます。1袋に100本入ってるので、毎日交換しても3ヶ月は持ちます。距離にはよりますが、ほとんどの場合は1ヶ月以内で動いてきます。
ゴムの強さはちょっと弱いかなと思っていても、拡大直後ならば歯の動きも良くなっているので2倍くらいの距離でも十分動きます。あまり強くすると痛みが出たりすることもあるので、初めてやる患者さんなんかは弱めから始めると良いでしょうね。
「他のメーカーものはどうですか?」と聞かれることもあるのですが、これで満足しているので他のメーカーのものを使ったことがないのです。なので、比べられずにすみません。
ぜひ良いものがあれば教えていただければと思います。
■書籍■
GPのための床矯正治療を成功させる床装置と設計
デンタルダイヤモンド社 大河内淑子著
https://www.shien.co.jp/act/d.do?id=9810
■Ciメディカル主催セミナー■
1月31日予定
Ciメディカル東京 予定
「GPにこそおすすめしたい3歳からはじめる矯正治療パナシールド」
講師:大河内淑子
講演内容は基本的なパナシールド 及びトレーニング器具などの紹介です。