床矯正

アダムスクラスプのグルーブ

こんにちは

 

大河内です。

 

アダムスのクラスプが切れるトラブルって、嫌ですよね。

 

外し方や取り扱いはセット時にかなり厳密に説明はするのですが、セット1ヶ月で破損してくる子もいました(涙)

 

また、取り扱いだけではなく、歯軋りなどでクラスプを切る子もいます。口腔内を観察して歯の咬耗が顕著な場合は、あらかじめ説明することが必要です。

 

注意深い先生はそのようなお子さんにあらかじめ乳歯のEの咬合面にグルーブを形成して予防する場合がありますし、全ての症例にグルーブを形成する先生もいらっしゃるようです。

 

鈴木歯科ではあらかじめグルーブは形成せずに、早期に破損したお子さんで咬合が原因とされた場合に対して2回目の作成時にグルーブを作成するようにしていました。必要最低限の形成を行う方針ももちろんですが、院内技工士がいたのでクラスプの修理が早くできたからとの理由もあります。

 

時々「グルーブは形成したほうが良いですか?」と聞かれるのですが、グルーブを形成するタイミングはその医院の方針になるかとは思います。鈴木歯科のように技工士が近くにいるわけではないですもんね。

 

また、保護者への説明もポイントです。健全な乳歯を削るのに抵抗のあるお母さんにはクラスプ破損のリスクを説明した上で決めてもらうようにしていました。めったにいませんが、「壊れてもいいので削りたくない」という方もいらっしゃいました。なので、無理強いはしません。

そんなことはまずないでしょうが、説明せずに削ってトラブルになったという医院さんも聞いたことがあります。説明がないわけないでしょうが、誤解されたのではないかなとは思うので、説明の仕方にも注意が必要です。

あと、グルーブを形成する時に隣在歯にバーが当たっている模型も見たことがあります(涙)

なので、このグルーブに関しては、ちょっと慎重になっていたので、11月発売の本には書きませんでした。

ただ、アダムスクラスプの破損を予防するにはグルーブを形成するかどうかもありますが、やはり取り扱い方をしっかり指導することが何よりも必要となってきますよね。

 

できるだけ破損が減るようにクラスプの素材やブリッジの高さなども気にしたり変えたりしていましたが、やっぱり取り扱いですよね。

毎回しっかりチェックが必要です。

■書籍■

GPのための床矯正治療を成功させる床装置と設計

デンタルダイヤモンド社 大河内淑子著

https://www.shien.co.jp/act/d.do?id=9810

鈴木歯科医院で使用していた床装置の種類とその特徴、調整法や設計です。実際の調整法が参考になったとの感想をいただき感謝です!

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