床矯正

中切歯の床あけ

こんにちは

 

大河内です

 

中切歯の床あけ(床の削合)のタイミングについて聞かれることがあります。

ここでも何度も触れていて、本にも書きましたが、私は基本的に中切歯は1ヶ月目に床あけを行うことが多いです。

 

鈴木先生に

 

「セット時から削合しておけばいいんじゃないですか?」

 

と初心者の頃に質問したことがあるのですが、その時に

 

「少し力をかけて少しだけ動かしておいた方が、痛みが少なくバイオロジカルに歯軸が誘導されやすくなる」

 

と教えて頂きました。

 

確かに、中切歯って少し捻転や傾斜していることが多いのですが、1ヶ月力を加えることで唇側線を用いて捻転を治すのも良くなる場合が多いのです。

 

もちろん、すでに中切歯にスキマがある場合はセット当日に床を開けることもあります。

ただ、ほとんどが叢生の治療で拡大することが多いので、1ヶ月目での調整が多くなります。

 

どのような症例でもセット時から前歯部の床をあけるという考えもありますし、どこで調整するかはその先生の考えであると思います。

 

ただ、セット時に床を調整できるように作ってきてもらうとチェアサイドで削合の微調整ができるので、床あけをどのくらい行うかはこちらで決めることができますので私はその方が好きなのです。

 

以前、技工士さんに前歯部の床あけをして作ってきてもらったこともあるのですが、その微妙な加減がうまく伝えられなかったことがあります。なので、削合くらいの手間ならばチェアサイドの方が効率が良いのでチェアサイドでの調整をすることにしました。

 

ただ、1ヶ月目の調整を失念してしまい、後でパワーチェーンで治すという反省の多い例も本にも載せています。先生方にはそのようなことがないようにとの願いを込めて載せさせて頂きましたし、そのような反省の例は鈴木先生に許可してもらって載せることができました。本当に感謝です。

 

多くの症例をやってらっしゃる先生には当然のことであると思いますが、装置に慣れていないうちは中切歯の床はよく観察して頂くと良いですよね。

 

私はまだまだ勉強も経験も足りないと自覚しているのですが、自分がフォローしてもらったミスを2度と起こして欲しくないためや自分が鈴木先生に教わったことが少しでも他の先生のお役に立てて、患者さんのためになればと思っています。本もそんな鈴木先生の考えを私なりにまとめたものですので、ご意見等あればぜひ教えていただければ嬉しいです。

 

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