こんにちは
大河内です。
皆さんは小児の咬合誘導時にパノラマって撮影していますか?
私は小児期のパノラマは1年に1回は撮影するようにしています。
もちろん、自費です。
以前は、
「患者さんに余分な負担をかけたくない」ということで、初診以外は「何かあった時にだけ」撮影していました。
ただ、いろいろありまして・・・・。
今では1年に1回、萌出障害や位置異常などでは半年に1回の撮影を行なっています。
以前にも紹介したこの本によると、
「顎嚢胞などの顎骨の病変は10代前半に見られることがある」と書かれており、実際ウチでも顎嚢胞の発見が遅れたことがあります。
その他、位置異常の発見(特に犬歯の位置異常)も遅れたことがあり、それ以降は保護者に説明して、同意を得た方に定期的に撮影することにしました。
「保険が効かないから撮影しなかった」では言い訳にしか聞こえませんのでね・・・。
撮影するようになってからは、外から見ても診断できない顎骨内の病変を早く発見することができるようになりました。
かかりつけ医として、定期的に通っていただいている患者さんには早期発見、早期治療を心がけたいですものね。
もちろん、これは、その必要性に同意してくださった患者さんのみ行います。
レントゲンが安全かどうか不安に思う患者さんにはこの用紙を渡しています。
https://www.tokyo-da.org/images/pdf/1108.pdf#search=%27東京都歯科医歯科医+レントゲンは安全です%27
「1年間に浴びる自然の放射線量の1/50です」
「東京とニューヨークを飛行機で往復する時に浴びる量の方が6倍多い」
「食べ物から入ってくる放射線量は歯科のレントゲンより10倍多い」
なんかがわかりやすいので良く用います。
ただ、撮影の必要性を理解してもらうことが多いので、このプリントはほとんど使わなくなりましたけどね。
咬合誘導を行なっている先生方は定期的なレントゲン撮影の必要性を今一度考えてみてはいかがでしょうか?
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