こんにちは
大河内です
小児の臨床をやっていると必ず保護者の方から聞かれる質問というのがあります。
その一つに
「永久歯が生えてきて、すごく大きいのですが、大丈夫なのでしょうか?」
というものがあります。
昔、私は「そうですね。大きいかもしれませんね。」で終わっていました・・・・。
しかも「心配なら矯正専門医の先生に相談しましょうか?」とまで。
もう、責任回避というか、勉強不足というか、今思い出しても恥ずかしすぎる回答です。
当然、お母さん方は「ああ・・・・大丈夫です」と、明らかにガッカリされた表情をされていたことは今でも覚えています。
ここはプロとして客観的な診査診断で大きいか小さいかを判断する事が必要ですよね。
以前もブログで紹介していますし、書籍でもこの数値はよく出しているので今では多くの歯科医院では「中切歯幅径」を測っていらっしゃるとは思います。
ただ、
やっていない歯科医院ではぜひその大きさを測っていただくことをオススメいたします。
なんせ、必ず聞かれますので。
ノギス一本買えば良いだけですし、測るもの数秒です。
鈴木歯科医院ではシンワ のデジタルノギスを購入していました。
https://dental.feed.jp/maker/4090/product/500148870.html
アマゾンでも売っています。
鈴木歯科医院では小児全員に初診時や永久歯の歯冠の2/3以上が出てきたら、その歯冠から1/3くらいの場所の横幅の最大値の部分にノギス当てて中切歯の横の幅を計ります。
そして、カルテに記入して平均との比較を保護者に伝えます。
中切歯幅径(上顎中切歯の横の幅で一番長い部分)の平均値
男性 8.6mm
女性 8.2mm
6〜8歳の前歯の交換の時に保護者が気になる質問である
「歯が乳歯と比べて黄色い」
「歯が乳歯と比べて大きい」
は、プロとしてしっかり不安を解消してあげられるようしていきたいですよね。
YouTube動画にもアップしました↓ご参考ください。
チャンネル登録100人突破感謝です!
「子どもの前歯が黄色い?大きい?どうする?」
◇◇◇セミナー情報◇◇◇
■いいかおそだて主催セミナー■
9月頃 スタッフ向けバイオセラピーセミナー(オンライン)予定
詳細は後日お知らせいたします。
■Ciメディカル主催セミナー■
8月 9日(日)13:00~16:00
Ciメディカル東京ショールーム及びオンライン開催 予定
「GPにこそおすすめしたい3歳からはじめる矯正治療パナシールド」
講師:大河内淑子
(内容の一部はいいかおそだて5月20日主催のセミナーと重複しております。内容についてのお問い合わせはinfo@iikaosodate.comまで) お申し込みはCiメディカルセミナー係まで。
■院内出張セミナー■
衛生士・助手向け 「口腔筋機能療法(バイオセラピー)・実践セミナー」3h
衛生士・助手向け 「装置の調整と説明・実践セミナー」3h
講師:大河内淑子
「お問い合わせ」ページから直接お問い合わせください。