こんにちは
大河内です。
「床矯正装置の調整で用いるプライヤーは何がオススメですか?」
と聞かれることも多いので私のオススメプライヤーの話です。
ただ、これは先生の好みで選んでもらえればと思います。鈴木歯科医院でもいろんなプライヤーはあるのですが、皆それぞれ好みのものを使っています。
私は
1 スリムタイプのユーティリティープライヤー(Y D M)
2 普通のユーティリティープライヤー(オーソデントラム)
3 スリージョープライヤー(Y D Mとオーソデントラムどちらでも)
の3本を使い分けています。
使う頻度はスリムタイプが多く、そして普通タイプ、たまにスリージョーで使います。
メーカーはどれでも構わないと思いますが、先端がスリムか普通か三又の違いでの使い分けです。
「普通のユーティリティーだけで十分」
と言われることも多いのですが、普通のユーティリティープライヤーだと、前方スプリングやサンドスプリング(特に下顎)などの細かい場所に先端が入らないことがあります。
そのためにわざわざ持ち変えたり、2本消毒してもらう手間を考えると、初めからスリムタイプ1本を使った方が楽という理由で私はスリムタイプを使っています。
その他、切れたアダムスクラスプやスプリングなどを除去するためにニッパーがあれば良いですが、これはどこの医院でも持っていますよね。
動画の中で紹介したY D Mのスリムタイプが少し型番が変わったようですが、形はほぼ一緒というメーカーの回答です(新しいのはまだ使ったことはありません)。
ユーティリティー(N D504)
http://www.ydm.co.jp/dental/post-245.html
オーソデントラムは普通のものとスリムタイプのものを両方出していますね。
ワインガードユーティリティープライヤー (003120 スリム003121)
松風やFEEDのものは使ったことがありませんが、カタログで見る限り、スリムタイプの形は良さそうです。
https://www.shofu.co.jp/ortho/contents/hp0225/list.php?CNo=225
https://dental.feed.jp/maker/1061/product/020000740.html
その他、
「オーラルアカデミーで販売されているプライヤーはオススメなのか?」と聞かれるのですが、
うーーん、答えにくい。
正直に言うと、(小さい声で)私は使いません。
ただ、道具は好みがあるので否定はしません。私が好きではないだけです。
好みの問題です、はい。
ということにしておいてください。
さて、明日はいよいよ東京のステップアップセミナーです。
新しい床装置の設計などのお話もするので、ご参加の方はお楽しみに。
◇◇◇セミナー情報◇◇◇
■いいかおそだて主催セミナー■
9月頃、スタッフ向けバイオセラピーセミナー予定
詳細は後日お知らせいたします。
■Ciメディカル主催セミナー■
New 7月26日(日)13:00~16:00
Ciメディカル東京ショールーム及びオンライン開催 予定
「GPにこそおすすめしたい3歳からはじめる矯正治療パナシールド」
講師:大河内淑子
(内容の一部はいいかおそだて5月20日主催のセミナーと重複しております。内容についてのお問い合わせはinfo@iikaosodate.comまで) お申し込みはCiメディカルセミナー係まで。
■床矯正研究会・会員セミナー■
7月 19日 12:30~16:00 全水道会館
「第14回ステップアップセミナー大阪・東京」
床矯正治療のトラブル対策〜「こんなはずではなかった」を防ぐために
講師:大河内淑子・鈴木設矢
お申し込み・お問い合わせはオーラルアカデミーまで
■院内出張セミナー■
※7月13日(月)よりお申し込み可
衛生士・助手向け 「口腔筋機能療法(バイオセラピー)・実践セミナー」2h
衛生士・助手向け 「装置の調整と説明・実践セミナー」3h
講師:大河内淑子
「お問い合わせ」ページから直接お問い合わせください。