床矯正

床矯正装置が痛い時 その2

こんにちは

 

大河内です

 

私たちが用いている床矯正装置は緩徐拡大のため正しく用いるとほとんど痛みはありませんが、調整を間違えると痛みがでるという話を前回しました。

 

今回は「患者さんの取り扱い」による痛みについてお話ししたいと思います。

 

結論から言うと

その痛みの原因のほとんどが

14時間以上入れていないことです。

 

風邪などをひいて粘膜が敏感になって唇側線の触れる場所に口内炎ができることもありますが、小児の場合はレジン床の当たる部分の舌側や口蓋側の傷のほとんどが装置の不適合が原因です。

 

装置の不適合の原因は14時間以上入れていなかったことです。

 

なので、不適合な装置を削って調整しても痛みがふたたび出てきます。傷の部分を調整する前に不適合の装置を巻き戻して床とクラスプを適合させる調整が必要です。

 

あらかじめ患者さんにも途中で痛みが出るようならば、1回か2回ほど巻き戻してしっかり入るところで入れることを指導しておくと安心ですよね。

 

その他、

巻くペースやタイミングを間違ってしまうこともありますが、それは初回の装置セットの時にしっかり説明して、2回目のチェックの時にも確認することでペースを間違うことはほとんどありません。

 

巻くタイミングは「寝る前」としておけば安心ですし、「寝る前の歯磨きの後」と細かく指定することでタイミングもコントロールできます。最近ではスマホのアラーム機能なども利用して巻くタイミングを間違えるのを防ぎましょうと指導する場合もあります。

 

あとは、

痛みに関しては舌小帯が開いた装置に当たって痛みが出ることがありますが、これも舌小帯をしっかり印象しておくことで防げます。技工士さんがそこを避けて作製してくれますので。

 

どうしても舌小帯の印象が取れていないことで舌小帯がレジン部に当たってきたのならば、削合すれば治ることも多いのです。

ただ、どうしても舌小帯がスクリュー部に当たってきて入れられないならば再製作するしかない場合もあります。なので、痛みが出にくくなるように舌小帯を含めた印象ができるようにしておくことがオススメです。

印象に関しては「床矯正治療のQ&A」のP25にありますので、ご参考ください。

できるだけ患者さんに快適に過ごしてもらって、医院の再調整や再製作を減らしたいと思っていますので、できる対応はしていきたいですよね。

 

 

 

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