こんにちは
大河内です。
昨日はT歯科様の院内研修に伺っていました。
一緒に診療室で患者さんを診ながら、基本的な手技の実演や説明や調整のポイント、診断のお話をしていきました。
とても面白い!
本を読んでセミナーを受けて実際にやっていはいるのだけれども、医院で床矯正を用いた床矯正を行うには何が足りないかを客観的にアドバイスできる機会は教える側としても貴重ですので、ぜひうまくいってもらえるように全力でお手伝いさせてもらっています。
始めたけれども、
やっぱりうまくいかずに諦めてしまう先生方も多いと聞くのですが、とってももったいないですよね。
なので、
どうすればうまく医院に取り入れるかをいつも考えているですが、どうしても「知っていて当然のこと」だと我々が考えている事をうまく伝えられていない部分もあります。
なので、このブログでも少しずつ伝えていきたいと思います。
知っている先生は「何度も聞いたよ」と思うと思いますが、どうぞご理解ください。
その中に、
床矯正の器材の話もありました。
床矯正で使う基本的な器材は
「G Pのための矯正・床矯正のすすめ 活用編」に全て掲載しています。
その中で、松風のクイックレジン0(ゼロ)という製品があります。
https://www.shofu.co.jp/product/contents/hp1581/index.php?No=284&CNo=1581
これは、床矯正のリベースで必須の器材です。
まあ、ユニファストなどで代用できるといえばできるのですが、
このクイックレジンを使うメリットは
・綺麗
・早い
・硬い
の3つです。
クイックレジンはリベースした部分がとても綺麗に仕上がります。床矯正装置の製作にこのレジンを使っているわけではないのですが、ほぼ同じ成分なので研磨をキチンとすれば一体化して美しく仕上がります。
「装置をキレイに保っていてください」と指導しながらユニファストを用いて「つぎはぎ」のようにさせるのには私は抵抗があります。
また、固まるのが早いので、チェアタイムが短縮できます。
硬化が早いので、逆にモタモタしているとアンダーカットにレジンが入って装置が取れなくなることもあります。
こうなるとあせりますよね。
初心者のT E Kと同じです。
私も何度かやってしまったことがありますので、皆さんどうぞご注意を。
硬さについては製品の添付文章では書いていないのでどのぐらいの違いかはわからないのですが、調整中の削った感じの硬さが全然違いますので、細かいアンダーカットにも対応できます。私はここが一番のメリットだと思います。
上記の理由で床矯正装置の調整時のリベースにはクイックレジン0をオススメいたします。そんなに高いものではないので、お持ちでない先生はぜひお試しください。
1個買えばかなり持ちます。
あ、ちなみに「液」の色はピンクを購入してください。クイックレジンは粉の色ではなく、液の色で色分けされています。
クリアだと無色透明なので、床装置の色と違ってきますので。
まあ、それを逆手にとってリベースしたところをわかりやすくするためにクリアを使うこともありますが、それはマニアックすぎる使い方なので、ピンクがあれば十分です。
◇◇◇セミナー情報◇◇◇
■いいかおそだて主催セミナー■
現在開催の予定はありません
■Ciメディカル主催セミナー■
New 7月26日(日)13:00~16:00
CiメディカルWeb開催 予定
「GPにこそおすすめしたい3歳からはじめる矯正治療パナシールド」
講師:大河内淑子
(内容の一部はいいかおそだて5月20日主催のセミナーと重複しております。内容についてのお問い合わせはinfo@iikaosodate.comまで) お申し込みはCiメディカルセミナー係まで。
■床矯正研究会・会員セミナー■
7月 19日 12:30~16:00 全水道会館
「第14回ステップアップセミナー大阪・東京」
床矯正治療のトラブル対策〜「こんなはずではなかった」を防ぐために
講師:大河内淑子・鈴木設矢
お申し込み・お問い合わせはオーラルアカデミーまで
■院内出張セミナー■
※7月13日(月)よりお申し込み可
衛生士・助手向け 「口腔筋機能療法(バイオセラピー)・実践セミナー」2h
衛生士・助手向け 「装置の調整と説明・実践セミナー」3h
講師:大河内淑子
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