咬合育成

位置異常と異所萌出   

こんにちは

 

大河内です。

 

臨床のみだと専門用語の使い方なんてあまり気にしないのですが、

文章を書いていると、それが正しいのかがとっても気になってしまいます。

 

先日の第2次性徴期の話なんて特にそうですよね。

 

私もずっと「成長期」だと思っていましたから。

 

昨日は

 

上顎6番が上顎Eの根吸収してロックしている状態を

「位置異常」or「異所萌出」のどっち?

 

と気になってしまいた。

 

この違い、皆さん、ごぞんじですか?

 

実は、ずいぶん前にこれは調べたことがあるのですが、

すっかり忘れてしまっていたのでもう一度調べ直しました。

 

小児歯科学第4版(医歯薬出版)によると

 

「本来萌出すべき位置や部位以外に歯が萌出する状態を萌出位置異常と言う。・・・・(中略)このうち、萌出余地不足等により、先行乳歯以外の乳歯根を吸収しながら永久歯が萌出することを異所萌出という。」

 

だそうです。

 

つまり、上記の6がEにロックして萌出する状態は「位置異常」でもあり、詳しく言うと「異所萌出」ですね。

 

「どちらも正しいけど、正確にいうなら「異所萌出」だよね」

 

という、いつものマニアックで臨床には全くお役に立てないお話でした。

 

ちなみにその小児歯科学によると、

 

「第一大臼歯の異所萌出は隣接する第2乳臼歯の遠心根の歯根吸収を起こすが、このような萌出運動を示す場合でも、60%以上は最終的に正常な位置に配列するといわれている」

とあります。

 

遠心根を吸収しながらでも歯冠がまっすぐ生えてくる場合も含めてなのか、ロックしている場合のみがこの60%以上に当てはまるかは、この書き方だと判断がつきませんが、診断の一つとしての参考になるとは思います。

 

ちょうど昨日、ある方から「エビデンスが少ない」というお言葉をいただきました。教科書や参考書、学会誌などを参考にすることが多いのですが、もっと論文などもしっかり読み込んでいかねばと反省した1日でした。

 

なんか毎日反省ですけどね(笑)

 

いつも最後までお読みくださってありがとうございます。このブログでは間違った用語の使い方やモロモロは十分注意はしていますが、もし何か間違いをお気づきの方がいらっしゃったら、「お問い合わせ」から教えていただければ幸いです。