咬合育成

第2次成長と第2次性徴

こんにちは

 

大河内です。

 

先週のセミナー中での小児の発育の話の時に「第二次性徴期」とテロップを入れた箇所があったのですが、多くの方から「第二次成長期の変換間違いなのでは?」とご指摘を受けました。

 

とても勘違いしやすいところなのでわざとテロップを入れたのですが、かえって誤解を招いてしまったようで申し訳なかったです。

 

「だいにじせいちょうき」という言葉は例の小児歯科学専門用語集第2版(日本小児歯科学会編)医歯薬出版株式会社でしらべると、

 

「第二次性徴期」

思春期に起こる身体的特徴の変化のことをいう。・・・以下略。

 

「第二次性徴年齢」

発育速度の急増期と第二次性徴の発言は相ともなってみられる。発育速度のスパート開始時期は男子10.9歳、女子9.4歳であり、ピークは男子13.3歳、女子11.6歳である。

 

とあり、「第二次成長期」という言葉がありません。

 

実は、この「第二次性徴」か「第二次成長」かは

ほとんどの人が思っているのが「成長」

辞書的には「性徴」

というのが正しいようです。

 

実は私もこれは「成長」だとずっと思っていましたが、

ある時に「これは違う」と指摘されて知ったものでした。

 

10年ほど前だったでしょうか。

私は床矯正研究会で「床矯正のはじめかた」という小冊子を書きました。

 

その当時、当院では装置の取り扱いの説明はA4の紙一枚と全て口頭で説明していましたが、患者さんと「説明した、しない」というトラブルが起こるようになりました。

 

これは当然ですよね。多くの情報を口頭で伝えるというのは無理がありました。

 

幸い大きなトラブルには発展しなかったのですが、やはり「言った、言わない」はお互いに不幸なため、それを予防するためと口頭説明を減らしてチェアタイムを短くする目的で小冊子を作製しました。私が想定できる全てのことを説明して網羅したとその時思っていました。

 

ただ、

 

それからしばらくして特別講演をお願いしていた弁護士の先生と話していると、やはり冊子だけでは同意書の役割はなさないとのアドバイスをいただき、「床矯正のはじめかた」に同意書をつけました。

 

その同意書の原案は私が作製して、それを弁護士さんに提出して法的問題がないか確認してもらった時に、「成長」ではなく「性徴」と直されたのです。当時の私にしては責任重大な任務なので何度も何度も確認したのですが、言葉のプロなのでそこはきっちり調べて訂正してくださいました。

 

私もそれまではずっと「成長」だと思っていましたので、そこで初めて「成長」と「性徴」の違いを認識したのです。

 

正直、意味は通じるのでこれはどうでもいい話なのですが、

テロップをつける際にふとそれを思い出して、つけてみました。

 

でも、失敗ですね。

 

初心者向けの講習ではよけいな疑問をいだかせてしまったと反省です。

ご指摘くださったみなさんに感謝です。

 

こんなマニアックな話ですが、お持ちの方は同意書をもう一度見直してみてください。

「第2次性徴」となっています。

 

これは間違いではないですので、ご安心を。