咬合育成

みにくいアヒルの子時代のマニアックな説明

こんにちは

 

大河内です

 

中切歯がハの字に萌出してきくると

そのスキマってけっこう気にするお母さんたちは多いですよね。

 

小児の臨床では必ずと言って良いほど質問されることです。

 

その後に隣在歯の萌出に押されて

そのスキマは解消されることがほとんどなので、

「みにくいアヒルの子時代」と呼ばれており、

自然治癒することがほとんどだという話をします。

 

ただ、その説明だけではお母さん方は心配そうです。

 

「そうは言ってもウチの子、本当に大丈夫?」

 

と思っているのもなんとなくわかりますよね。

実際に言ってくるかたもいます。

 

私はそういうお母さんには

説明にプラスαをしています。

 

それは

「数字で説明すること」です。

 

まず

「上顎の中切歯の正中離開は70%の子供に認められる」

という話から入ります。

 

「誰でもスキマはある、

むしろスキマが無い方が少ないのですよ。」

 

と伝えると、これだけでもお母さんは安心されます。

 

私ももれなくそうですが「皆がなっているから安心」というのは日本人の感性ですよね。

 

次に自然治癒のパーセンテージを示します。

 

簡単に言うと

「90パーセントの正中離開は自然治癒する」

です。

 

マニアックな説明をするならば、

 

側切歯萌出時期の正中離開の幅と自然治癒については、

 

1mmでは99%

2mmでは20%

2.7mmでは1%

 

と報告されていることを説明します。

 

ここまで詳しく説明することは少ないのですが、

あまりにも開きが多い場合は自然治癒の可能性は低いと説明して

 

閉じなかった場合の処置法について軽く説明しておきます。

 

あとは

開きが大きい場合や自然治癒の傾向が見られない場合は

過剰歯やが小帯異常などの有無もチェックすることが必要なのは

言うまでもないですよね。

 

ここまでマニアックな説明をすることは実際ではほとんどないのですが、

必要に応じて説明の引き出しを多く持っておくと

お母さん方がとても安心されます。

 

私も引き出しをいくつか持っている安心感はあります。

 

 

以下の文献はわかりやすいので、

スタッフさんとも一緒に勉強されることをオススメいたします。

 

これはデンタルハイジーン別冊の抜粋ですが、

スタッフ向けの導入ならこの印刷だけでも良いかもしれません。

 

https://www.shien.co.jp/book/sample/s3/8300.pdf#search=%27みにくいアヒルの子時代%27

 

もとの本はこちらです

 

 

中古しか売っておりませんが、こちらも私が好きな本です。

マニアックなデーターはこれが参考文献です。

小児歯科は成育医療へ―今を知れば未来がわかる (DENTAL DIAMOND増刊号) (日本語) 単行本 – 2011/4/1