こんにちは
大河内です
私は今、YouTubeのチャンネルを持っているのですが、
少し前に「低位舌について」を動画しました。
私たちからすると当たり前の指導なのですが、
患者さんと思われる方から嬉しいコメントがありました。
「舌先は前歯の裏でいいんですね! 今まで見てきたものは「舌全部上に付ける」みたいな話で唾も飲みずらいし ほんとにみんなこんな位置にあるのか…と思っていたのですが この動画を見て治してみたら今までよりもだいぶ楽になりました(´இ□இ`。)°感謝ァ〜
」
確かに、いろいろいな指導書にも
「舌をあげる」と簡単に書いてありますが、
低位舌の患者さんいつも舌が下がっているのが当たり前なので、
どの状態が「上がっている」のかって、わかりにくいですよね。
私達も言葉だけで舌の位置を教えるって
なかなか難しい・・・。
小さいお子さん場合は特に。
舌が挙がらずに目だけギョロッと上に上がる子もいます。
ちょっと可愛くて笑いそうになるのですが、
本人は真剣なのでグッと我慢です。
ただ、
低位舌の患者さんに口を閉じて舌を上げてもらっても
それが正しいかどうかが外から観察してもわかりません。
「あっているのでしょうかね?」と聞かれても
答えられないですよね。
私はそんな時にはタッチスティックを使います。
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タッチスティックは軽く噛んでスプーンの上に舌を乗せることで
舌の正しいポスチャー(姿勢位)に近い形を再現できます。
舌先の位置を決めてから、
舌全体を上顎につけるように指導するとわかりやすいです。
要するに、ガイドですよね。
「舌を挙げて」
という抽象的な指導ではなく
「スプーンに舌を乗せているか?」
「その状態で上の顎に舌全体がくっついているか?」
という具体的な指導をすることでより患者さんが理解しやすくなります。
そして、
タッチスティックだけでは足りないお子さんは
ガムトレーニングなどを併用します。
患者さんがわかりやすいシンプルな指導をできるだけ心がけていますが、
低位舌の指導は特に難しいですよね。
いろいろなツールを使って
指導できればといつも思います。