こんにちは
大河内です
歯の萌出が早い場合のデメリットについて伝えましたが、
メリットについてもないわけではありません。
萌出が早いと治療終了が早いので期間が短くなることは
デメリットでもありますが、メリットでもあります。
患者さんにデメリットは伝えることは必要ですが、
そればかりでは患者さんもがっかりした気持ちになってしまいます。
治療期間が短くなることはあたり前のことで
わざわざ伝えることはないとも感じるかもしれませんが、
できるだけ不安を与えないためにも、
歯の萌出が早いメリットを「最後に」伝えると
前向きな気持ちで診察を終えることができます。
説明はなんでもそうですが、
患者さんの気持ちを下げて下げて終わるのではなく
患者さんの気持ちを下げて上げる、
というコントラストをつけることが
経験上スムーズな終わり方になります。
下げて下げて終わると
後から患者さんに不安が押し寄せて
予想しないトラブルに発展することもあります。
これは何度も経験しました(汗)
その理由だけでなくとも
デメリットやメリットのどちらかを強調しすぎる説明ではなく
デメリットとメリットの両方を
余すところなく伝える訓練をすることが
治療内容の理解をより深めて
トラブルを防ぐでしょう。
なんだかボヤッとした話になってしまいましたよね。
明日は具体例を交えて説明したいと思います。