数字で説明・咬合育成

こんにちは

大河内淑子です

以前「数字で説明・咬合育成」という
院内セミナーをやったことがあります。

床矯正治療とは
全く関係ない医院さんでのセミナーでしたが、
「数字で説明して、保護者の理解を得よう」
という内容でした。

歯科医師だけでなく、
衛生士さんの方が反応が良かったのを覚えています。

咬合育成にマストな数字のランキングってあると面白いな、
などと考え始まると止まらなくなりますが、

堂々の第一位は・・・・・

やっぱり中切歯の幅径ですよね。

中切歯の幅径の平均値を知らないのであれば
この機会にぜひ覚えておいてください。

覚えて損はありません。

というか、
覚えていないと小児の咬合育成はできないと思います。

中切歯幅径というのは
上顎中切歯の横の幅で一番長い部分のことを言います。

男性 8.6mm
女性 8.2mm

です。

初診時に必ずノギスで中切歯の横の幅を計って、
カルテに記入して保護者に伝えます。

この平均値から外れた大きさの場合は
歯の一つ一つが大きいので
歯列もゆったり大きく育ってくれないと
叢生は解消されません。
9.0mmを超えたらかなり条件は悪くなると感じますで、
説明や治療をしっかりしていく必要があります。

床矯正治療をやっていなくても
6歳前後で中切歯が生えてきた時には
保護者は必ず不安になります。

乳歯よりも
生えてきた永久歯がめちゃくちゃ大きく見えるからです。

特に定期検診を行なっていると、

「先生、すごい大きな歯が生えてきたのですが、異常ではないですか?」

と、かなりの確率で聞かれます。

「大きいですねー」

で、

説明が終わるならプロ失格ですよね。

患者さんが言う大きさというのは相対的なので、
乳歯に比べると大きくても
実際は平均値よりも小さいということもあります。

この場合は歯が大きいというわけではなく、
顎が小さいまたは成長がまだであると判断できます。

その判断には実際の数字を計測して

さらにそれを

患者さんと共有することが必要です。

「かかりつけ医」という言葉が一人歩きしないように
患者さんに納得してもらえるような
具体的に説明できる数字を頭に入れておくことを
オススメいたします。