こんにちは
大河内淑子です
毎日本を読む習慣を組み込むようにはしているのですが、どうしてもネットを見てしまったり、読みやすい本から読んでしまったりと、平日に専門書を読むのは難しい状態です。
専門書はどうしても集中して読みたいと思うのでまとまった時間がないと手に取りにくいのですが、少しでも読めるような「習慣づけ」を模索中です。
今日はお休みで時間が取れたので、本が読めました。
「装置に頼らない子どもの咬み合わせ治療」クインテッセンス出版 高田泰著
内容が面白いため、一気読みでした。
口腔機能低下症の保険点数の導入で最近口腔機能の本がよくランキングに上がってくるようになり
少し下火にはなりましたが新刊もよく目にするようになりました。
うれしい限りです。
私も最近は「いかに装置を作らないか」を目指しているので、口腔機能向上の指導にはつい力を入れてしまいます。
自分なりの指導法もありますが、やっぱり他の先生の著書はとても参考になります。
前述のセミナーと同じで、「一冊読んだら何か一つでも取り入れる」を自分に課しているのですが、この本では「口腔機能の検査法」がとても参考になりました。
「こんなに細かく検査しているのは素晴らしい!」と、検査法が手順を交えて紹介されています。当院の方針では取り入れにくいもののありますが、面白いので明日からやろうと思った検査法もいくつかありました。
MFTの評価としての検査を細かく知りたい先生にはオススメです。
また、症例もとても美しく詳細に紹介されていました。
「この年齢で装置を使わずMFTだけで我慢するなんてすごい・・・・」と思うほど、自分がいかに装置に頼っているかを思い知らされました。
症例を参考に装置の導入時期の再検討をしてみようと明日からの臨床が楽しみです。