口腔機能

スルメじゃないのね最近は〜その2

こんにちは

 

大河内淑子です

 

先日、「スルメじゃないのね最近は」というお話をしましたが、

家で子供とビーフジャーキーを咬み咬みしつつ、ふと思いました。

 

「ちょっと誤解を与えそうかも」

 

そう、あの話は診療の面白かったエピソードの一つとして取り上げたのですが、どうしても内容が「口腔機能向上には患者さんにスルメやビーフジャーキーを勧めている」などとの誤解を招きかねませんでした。

 

それは違います。

 

実際は

  • 「決まった食材」ではなく、「食材と調理法」
  • 口腔機能の向上の基本として全員に食育を勧めている

 

の2点を意識して指導してます。

 

今日はその「決まった食材」ではなく「食材と調理法」の指導のお話をさせていただきたいと思います。

 

食育の話しを始めると、患者さんは「何を食べれば良いのでしょうか?」と特定の食材を教えて欲しがります。スルメの例も同じことですよね。

 

「特定の何かを食べるかではなく、食材と調理法」をまず考えて欲しいと患者さんにはお願いしています。

 

実際には

「「前歯で何度もかじり、奥歯で何度も磨りつぶす」これができる食材を選び、さらに調理法で工夫しましょう。

 

なんでも良いのです。

 

食パンなら耳付きでしっかりめに焼く。

カレーに入れる鶏肉なら大きめに切る。

トウモロコシはポタージュスープではなく茹でてかじる。

 

家での食事の支度の時に、何か食べるものを選ぶ時には上記のような「前歯で何度もかじり、奥歯で何度もすりつぶせる」食べ方ができるような食材を選んだり、調理法を工夫したりしましょう。」

 

とお伝えしています。

 

特定の食材は毎日続けることが難しいですが、考えて食材を選ぶことは毎日続けることができます。前述のビーフジャーキーの例は食材を限定しているかもしれませんが、コンビニでおやつを買う時にフランクフルトを選ぶならビーフジャーキーを選ぶという意識を変えたというのであれば、それは考えて食材を選んでいたとも言えます。

 

患者さんの生活で習慣化しやすい食育というものは患者さんごとに違うと私は考えます。私が勧めた食材を食べるのではなく、家で色々試してみた結果良い食材があればそれを続けてみることが大切です、と話しています。

 

そして、この考え方をすると、特定の食材ではなく無限のバリエーションを持つ事ができるので、飽きたら変えられるという大きなメリットもあります。

 

それでも、「先生のおすすめを教えて欲しい」と言われる事もあります。そんな時には前述のビーフジャーキーの例やウチの子ども達にしている例などを雑談としてお伝えしています(このお話はまた今度に)。

 

上記のように患者さんへの食育指導には「決まった食材」ではなく、「食材と調理法」のお話をすることをお勧めいたします。