日々の診療

トラブル対策のために必ず毎日していること

こんにちは

 

大河内淑子です。

 

床矯正のトラブル対策について4月からセミナーを行うことが決定しました。いろいろと対策の方法はあるので、あれを出そうか、これを入れようかと悶々としております。

それでも、トラブル対策として私が「必ず毎日」行なっていることがあります。

 

それは、、、

 

「今日来院される患者さんのカルテと治療経過の写真を毎朝1時間、昼に1時間かけてチェックするということです。」

 

実際は朝にその日の午後分、昼に次の日の午前分をチェックしています。

当たり前のこと、しかも、かなり地味な作業ですが、これを始めて数年経ちます。毎朝1時間ほど早く出勤してこのための時間を捻出するのが本当にたいへんなのですが、「これをせずにはその日の診療を始められない」と思うほど、私にとって必要なルーティンワークになっています。

 

始めは、診療の効率化として始めたのですが、始めてみると思った以上の効果に驚きました。

 

来院した患者さんの写真と治療経過が頭に入っているので、診断を下す時間が驚くほど早くなります。その場で診断を下すというよりも、「今日はそろそろ印象だな」などあらかじめ診断を予想してそれが実際の診療で確定するという感じです。診断予測が間違っていたならば、なぜ上手くいっていないのかを考えられるので、診断の正確さが徐々に向上します。

床矯正での治療が滞っている患者さんなどに、治療の分岐点での説明を入れた方が良い場合はカルテに「今日は〇〇の説明を必ず行う」と書き、あらかじめ経緯を頭に入れて説明できるので、トラブルになりにくくなります。

説明に時間がかかる患者さんの場合は「他のユニットを回ってからそのユニッットに入ろう」などの瞬時の時間配分を予測するのも可能です。

そして、1年以上写真を撮ってない、オクルーザーを採る時期、パノラマを撮る時期などをあらかじめチェックしておけるので、受付などでユニットに入る前にパノラマ撮影などをしてもらえるようなシステムにしたので、診療効率がとても良くなり、撮り忘れがなくなりました。

 

今は上記の一部を2重チェックも兼ねてスタッフに行ってもらっているので、毎日2時間近くもかからなくなりました。それでも矯正治療中の患者さんの写真を確認して「再診断を下す必要があるかな?」や「予想以上に効果が出ていたのはなぜだろう」と考えたら毎朝のこの仕事が必要に応じてやっているにもかかわらず、矯正の診断力が上がる感覚があり面白くてやめられません。

 

矯正治療の治療技術を向上したいと考えている方はぜひ騙されたと思ってやって見てもらいたいと思います。症例が多くなってくると、続けるには時間と意志が必要ですが症例が多くなってきたときほど必要になって来るのではないかと私は思います。

 

継続は力です!

 

やっていない方はぜひ続けることができるよう毎日のルーティンワークに組み込んでみてはいかがでしょうか?