床矯正

装置の不適合〜印象変形

こんにちは

大河内淑子です。

昨日、久しぶりに印象変形による装置の不適合が起こりました。

模型上ではわからないわずかなひずみでしたが、左側の最後臼歯(6番)の床部分とクラスプ不適合になり、他の部分の床をぴったり合わせると不適合部分がわずかに浮いてしまします。6番の床なので口をとじると浮いた床部を咬んでしまい、前歯部が「パカッ」と浮いてしまいます。

今回は不適合部の床を外して口腔内でクラスプを曲げ直して対処して無事セットできました。患者さんには十分に説明し、次回合わないようなら無料で作り直す旨を伝えて納得していだきました。ホッ。

今回のような口腔内で対処できるケースは珍しいです。

たいがいの印象変形は再製作となります。

「たいがい」というのがどういうものであるかと言うと、技工士さんが「これ、印象変形だと思いますが、作りますか?」と聞いてきたらほぼアウトです。見た目でわかるくらいのひずみです。

印象変形は起こってからの対処ができないので、予防をするしか無いのですが、予防と言っても「ちゃんと固まるまで待つ」のみです。

普段は印象変形は起こらないのですが、何十年もナ何百個も床装置の印象をしている当院でも起こりやすいタイミングは、やはり冬休み、夏休みです。

原因は当院の場合

冬休みは「水温が低くて印象材の硬化時間が思ったより長い」から。

夏休みは「水温が高いので冷水を使うので硬化時間が長くなる」から。

上記に「混んでいてバタバタしている」絡むと、よっぽど気をつけていても1年に1〜2回起こります。予約をコントロールして「バタバタ」させないように気をつけていますが、なかなか難しいです。

ちなみに、今回の印象変形の犯人は私でした。

以下いいわけです。

いいわけその① 普段は印象は衛生士さんにお願いするが、人が足りずにユニットに入った。

いいわけその② 印象中に「患者さんのチェックお願いします」と立て続けに3人から言われてあせった。あと5分くらいで呼ばれる予想だった。

いいわけその③ 普段の印象時間で外した。

上記踏まえて、リズムを乱す診療を起こさないシステムを再検討、受け持ちユニットの予想時間の精度を上げて、自動練和器の導入を検討する等の予防策を取り入れる事を考えます。

なによりも「その20秒を待つ我慢をする!」を反省を込めてのご報告でした。